「工女さんも食べたカレーライス」高田食堂(上信電鉄上州富岡駅) [群馬]
会社の若手から、群馬県の富岡に美味しいカレーのお店があるという話を聞き、仕事ついでに行ってきました。
富岡って、歴史の教科書にも出てくるアノ「富岡製糸場」があるとこなんですね。
高崎から「上信電鉄」というレトロチックな路線で行くこと30数分、富岡に到着です。
さすが国営工場のあった街。風格がありますね~
富岡製糸場へ行く途中にお目当てのお店がありました。
「高田食堂(たかたしょくどう)」さんです。
早速入り、メニューを見ると「カレーライス」がありましたんで、即注文。
しばし待つとやってきました。
これが「カレーライス」(650円)です。
具は豚肉と玉ねぎのみのシンプルな構成。具の量は多いです。サービス良すぎ。
ルーそのものは結構辛め。で、コクがたっぷり。
写真でも見えている黒いスパイスの効果か、あとから辛さが増すタイプですね。
少しザラツキ感のある食感で今どきのカレーとは違います。
老舗の洋食屋さんとも異なりますね。
ご飯とよく合う辛さ&コクで箸(っていうかスプーン)がすすみます。独特で後引く美味しさです。
結構な量がありましたが、あっという間に完食です。
で、お店の休憩時間前でお客さんが少なかったのでご主人にお話をきくことができました。
ご主人で3代目で、お店は昭和26年から営業しているそうで、創業50年以上だそうです。
(それ以前もお店はあったそうですが、正確な年はわからないそうです)
今でも30年ぶりに食べに来られる方がいらしゃるそうで。記憶に残る味なんですね。
昔は富岡製糸場で平日は夜食の出前で、休日は映画の帰りにカレーを食べに来られる工女さんが多かったとの事。
ご主人は小さい頃、出前に行く車に一日何度も乗っていくのが楽しみだったそうです。
そんなこのカレーは50年以上の前にお店で働いていたシェフのレシピを基本は変えずにつくっていらっしゃるそうです。
これまで具を変えたりしてみたそうなんですが、やはり元々のこの味、この具が一番評判がいいとのことでした。
であまりの評判のよさにつくった
レトルトのお土産もありました。(2食分で500円)
パッケージのサイズは富岡製糸場で使われたレンガと同じサイズだそうで、結構こだわってます。
そんなに売れるかなぁ~って感じで始められたそうですが、お盆期間中だけでお店で準備した100箱が即完売だったそうで・・・
お土産や懐かしさで買っていく方が多いそうです。
買って帰ろうと思いましたが、この場では在庫切れで買えませんでした
(写真は箱だけのものを撮らせてもらいました)
通販サイトでも販売されているそうなので、興味のある方はコチラへどうぞ。 ↓
http://www.kodawaritei.com/product/curry-01.html
独特なカレーなので、もっとアピールすればいいのに。と思いましたが、地元の方向けに続けられているのでこの味、この風味を続けてこられたのでしょうね。
店名:高田食堂
場所:群馬県富岡市富岡22